第15代 札幌コンサートホール専属オルガニスト マリア・マグダレナ・カチョル デビューリサイタル
2012年10月6日(土曜日)、『第15代 札幌コンサートホール専属オルガニスト マリア・マグダレナ・カチョル デビューリサイタル』に行って参りました。
ロビーには、札幌コンサートホール専属オルガニストの紹介パネルがあり、第15代 マリア・マグダレナ・カチョルさんや出身地のポーランドについての紹介されていました。
今回のデビューリサイタルのプログラムは次の通り。
- ボエリ:幻想曲とフーガ 変ロ調
- フランク:「3つの小品」より 幻想曲 イ長調
- グリニ:「賛歌」より アヴェ・マリス・ステラ
- ギラン:第2旋法の組曲より ティエルスをテノールで
- フォクルール:トッカータ
- トゥルヌミール:「復活のいけにえに称賛をささげよ」によるコーラル即興曲
- 休憩
- J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564
- M.スジンスキ:悲歌 作品36b
- リスト:コーラル「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ
ちなみに、ロビーにプログラム訂正の案内が出ていました。
(今回、入口で渡されたプログラム案内の紙質がコピー用紙っぽかったのは、急きょこの修正が入ったからなのかも?)
演奏の合間に、簡単な日本語での挨拶と、英語でのスピーチがありました。
カチョルさんは「札幌コンサートホールの素晴らしいオルガンで演奏できることを大変幸せに思います。」ということをおっしゃっていて、曲が終わるとオルガンに手をかざし、オルガンを称賛されていました。
今回のリサイタル中で特に印象に残った曲は、『リスト:コーラル「アド・ノス、アド・サルタレム・ウンダム」による幻想曲とフーガ』で、演奏時間が約30分におよぶ大作でした。
私は30分の間、、カチョルさんの演奏に忘れて引き込まれてしまい、気づいたときには演奏が終わっていたという感じでした。
そして、アンコール曲は「クープラン(Couperin):tierce en taille,Mass for the Convents」でした。
※下の写真の最後の単語は「concents」に見えますが、おそらく「Convents(修道院という意味)」でしょう。
リサイタル後、専属オルガニストのCDを購入した方に、カチョルさんのサイン会が行われていました。
カチョルさんが、一人ひとりに丁寧に挨拶されていたのが印象的でした。
今回のリサイタルについて感想を一言でいうと、とても素晴らしいものでした。
次回、カチョルさん出演予定は12月16日の『クリスマスオルガンコンサート』。
高校生の合唱団とのコラボレーションされるとのことです。
詳しい情報は、札幌コンサートホールの公式ホームページや公式Twitterで情報が発信されていますので、そちらをご覧ください!
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