パリ・ノートルダム大聖堂正オルガニスト オリヴィエ・ラトリーオルガンリサイタル
2012年7月4日、札幌コンサートホール Kitaraで行われた「パリ・ノートルダム大聖堂正オルガニスト オリヴィエ・ラトリーオルガンリサイタル」に行ってきました。
プログラム
マルシャン:オルガン曲集 第3巻より グラン・ディアローグ ハ調
J.S.バッハ:幻想曲とフーガト短調 BWV 542
フランク:コラール第2番 ロ短調
ヴィドール:オルガン交響曲 第5番 ヘ短調 作品42-1より
アレグロ・ビバーチェ休憩(20分)
ジグー:6つの小品より 大コーラスのディアローグ ※フロラン・ガリエールとの共演
メシアン:「キリストの昇天」より
天国を希求する魂の清らかなアレルヤ
キリストの栄光をみずからのものとした魂の歓喜の高まりラトリー:即興演奏
オルガニストの共演
印象的だったのはKitara第14代オルガニスト、フロラン・ガリエール氏との共演。
本来は一人で演奏される曲だったものですが、ラトリーさんは大ホールに設置された大オルガン、ガリエールさんはステージ上に設置したポジティフオルガンの2台のオルガンをそれぞれ交互に演奏。大オルガンと比較すると、ポジティフオルガンはかわいらしい音です。なんとも貴重で贅沢な体験をすることができました。
ラトリー:即興演奏
やはり、一番盛り上がったのは終盤の即興演奏だと思います。
ガリエールさんが大オルガンので待つラトリーさんに即興演奏のお題をもって来ました。
その時、ガリエールさんがラトリーさんにペコペコお願いしている感じがちょっとお茶目でしたw
そして、肝心のお題は"Happy Birthday to You".
はじめは譜面通りに弾いて、会場に笑いが。
しかし、その後のアレンジが凄かった。
途中から原曲が何だったか忘れるほどダイナミックなアレンジと超絶技巧に圧倒されました。
最後はラトリーさんが会場の手拍子をあおり、会場のお客さんと一体に。
終わった後は拍手喝采!!
アンコール曲
2曲ありました。
ヴィドール:オルガン交響曲第5番ヘ短調作品42よりトッカータ
Beauvallet-Charpentier: Noël
会場の外には歴代のKitara専属のオルガニストパネルとCD販売が行われていました。
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